LIXIL(東京都品川区)は10月、50代以上の男女を対象に「キッチンとの距離感」に関する意識調査を実施した。調理の頻度が、10年前と比較して「減った」が32.6%、「増えた」が25.6%と、半数以上が調理の頻度が変化したと回答した。
調理頻度が減った理由としては「同居人が減ったため(子どもの独立など)」が最も多く、66.7%を占める。惣菜や冷凍食品の利用、調理や後片付けの負担なども挙がった。
一方、増加した理由で最も多かったのは「健康を意識して、手作りを心がけるようになった」の41.8%。セカンドライフにおける食への意識の変化がみられた(グラフ下)。

また、キッチンでの調理が「好き」と答えたのは46.3%で、「嫌い」は7.9%にとどまった。しかし、調理に対して「面倒くさい・義務感」を感じている回答者が39.3%を占めている。ただし「達成感・満足感」(38.4%)や「愛情・思いやり」(36.5%)もほぼ同率となり、調理をネガティブなものと捉えつつ、ポジティブな感情も共存している傾向がうかがえる結果となった。
同調査は、LIXIL公式サイト来訪者215人を対象に実施。調査期間は10月1日から30日。
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