NEXER(東京都豊島区)とリノメイド( 富山県富山市)は、全国の持ち家居住者500人を対象に「理想のキッチン」に関する共同調査を実施。現在のキッチンに満足しているか尋ねたところ、70%が満足(「とても満足している」(20.6%)+「やや満足している」(49.4%))していると回答した。
一方で30%は「不満がある」(「まったく満足していない」(8.2%)+「あまり満足していない」(21.8%))と回答。その理由として収納スペースの不足、動線の悪さ、老朽化、デザインの古さなどが挙げられている。これらの不満は構造的な問題に起因するものが多い。ライフスタイルの変化や家事の分担が進む中で、より機能的かつ美しいキッチンを求める声が高まっていることがうかがえる結果となった。

理想のキッチンタイプについては、「アイランドキッチン」が最も多くの支持を集め、全体の26.8%が選択した。次いで「ペニンシュラキッチン」が22.8%となっている。以下「L字型キッチン」(18.4%)、「壁付けキッチン」(15.0%)、「セパレートキッチン」(9.0%)の順となった。回答理由をみると、アイランドキッチンを選んだ人々は、開放感や家族とのコミュニケーションを重視しており、料理を楽しむ空間としての価値を見出している。一方、ペニンシュラキッチンを支持する層は、作業効率や片付けやすさなど、実用性を重視する傾向が強い。

また、キッチンのリフォームについては、19.8%と約5人に1人が検討した経験があると回答している。リフォームを考える理由としては、収納の増設、老朽化への対応、使いやすさの向上などが挙げられ、単なる修繕ではなく、生活の質を高めるための前向きな動機が多く見られた。
なお、調査は10月10~17日にかけて、インターネットを通じて実施されたもの。
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