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新築の受注は厳しい。大規模リノベーションの事業化には時間がかかる。オーナーさんもたくさんいるし、ニーズは確実にありそうだ――。
リフォームに自社の進む道を見ている工務店経営者は少なくないはず。しかし、あなたの会社は生活者から選ばれる工務店なのか? 生活者が求め、実行しているリフォームの実態から工務店のリフォームを考えてみたい。
文:荒井 隆大(新建ハウジング編集長)
水まわりリフォームを工務店がやるならどうする?
リフォームのモチベーションになるのは改善だ。「不」つまりマイナス(劣化や不満)をゼロ、またはプラスにしたいという気持ちがリフォームを検討・実施する動機になる。住宅リフォーム推進協議会(リ推協)が毎年実施している「住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査」の2024年度版では、検討者、実施者のいずれも設備や構造の修繕がきっかけの1位となっており、割合も5割超と高い。特に、築年数が経過していると思われる50代以上では6割を超えている。
また、リフォームしたい・した箇所ではトイレ、浴室・洗面、キッチンなど水まわりが上位を占める。今更言うまでもないが、水まわりは老朽化・陳腐化しやすい。清潔さなども気になる部位なので、リフォームのニーズは普遍的なものだと捉えることができる。
ただ、水まわりや設備のリフォームは、機器や商品など「モノ」が前面に出がちで、どこに頼んでも同じだと思われやすい。受注したいなら、生活者が「頼む理由」を持たなくてはならない。例えばiPhoneは近くの家電量販店でも売っているが、必ずApple Storeまで足を伸ばして買うという人もいる。
あるリフォーム事業者ネットワークでは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2025年9月30日発行)リフォーム狙い撃ち』(P.40〜)でご覧ください。
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