国土交通省は2月17日、2026年3月から適用される公共工事設計労務単価(PDF)を公表した。全職種単純平均で前年度から4.5%引き上げられ、14年連続での上昇となった。加重平均値は2万5834円となり、初めて2万5000円を超えた。

公共工事設計労務単価 全国全職種平均値の推移
公共工事に従事する割合の高い主要12職種の平均は2万4095円で、前年度から4.2%上昇。「大工」の全国平均は3万331円で同3.1%上昇した。伸び率が最も高かったのは「交通誘導警備員B」の1万6749円(+6.7%)。次いで「交通誘導警備員A」1万8911円 (+5.8%)、「型枠工」3万1671円(+5.0%)、「運転手(特殊) 」2万9442円(+4.8%)、「鉄筋工」3万1267円(+4.6%)などで大きく上昇している。

主要12職種の平均労務単価
大工の単価を都道府県別に見ると、最も高いのが「宮城県」の3万4800円。次いで、「秋田県」3万4400円、「愛知県」3万4000円、「岐阜県」「三重県」3万3800円の順。
住宅に関わる職種では、以下の都府県が上位となっている。
▽型枠工:「宮城県」4万900円、「岩手県」3万6200円、「青森県」3万6000円
▽内装工:「静岡県」4万400円、「三重県」3万6700円、「愛知県」3万6300円
▽サッシ工:「福岡県」「佐賀県」3万7200円、「長崎県」3万7100円
▽左官:「東京都」3万3800円、「栃木県」3万3600円、「千葉県」3万3400円
▽防水工:「沖縄県」3万8900円、「東京都」3万8200円、「埼玉県」「千葉県」3万6900円
▽造園工:「奈良県」2万9300円、「滋賀県」「京都府」「大阪府」2万8100円
▽電工:「東京都」3万4300円、「神奈川県」3万1500円、「千葉県」3万1400円
なお、労務単価には事業主が負担すべき人件費(必要経費分)は含まれていないため、下請代金に必要経費分を計上しない、あるいは下請代金から値引くことは不当行為に当たるとしている。
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