大和ハウス工業(大阪市北区)は2月9日、天井高が高めの注文住宅を契約したオーナー840人を対象としたアンケート調査結果を発表した。
耐震・断熱など住まいの基本性能による差別化が難しくなる中、6割以上のオーナーが「天井の高さが決め手となった」と回答。天井高など空間設計による付加価値が評価されていることが明らかとなった。同社の注文住宅では、一般的な天井高よりも高い2m72cmを標準仕様として採用している。
同調査によると、住宅を検討する際の重要項目として「建物の構造・耐震性能」(758人)、「アフターサービス・保証」(614人)、「断熱性能・省エネ性能」(592人)などの基本性能にかかわる項目が上位に。「高い天井」(468人)はそれらに次いでランクインしている。

住宅検討時に重視した点
期待を超える満足度
天井高に対する契約時点での期待と入居後の満足度を比較したところ、「自然光の明るさ」を期待していた人は契約時では43%だったのに対し、入居後では58%が「満足している」と回答した。「室内の開放感・広がり感」「空間の抜け感・ゆとり感」などその他の項目についても、期待を上回る満足度が示された。
個別意見でも、「LDKは16~17帖だが、天井が高いことで広がりを感じる」「冬でも部屋の奥まで光が届き、とても明るい」「室内干しの洗濯物が目線にかからず生活感が出にくい」といった肯定的な評価が並ぶ。住宅検討時に懸念されがちな冷暖房効率や光熱費については、「断熱等級6」を標準化していることもあり、オーナーから「天井は高いがエアコンの効きが良く、光熱費も想定内」との声が寄せられているという。

契約時と入居後の期待度・満足度
高性能あっての天井高
今回の結果を受けて同社は、「2m72cmという天井高は、耐震性や断熱性をこれまでの基準以上に進化させるという本質的な課題に向き合い、骨組みを強く安定させた結果だ。性能を高めたからこそ、開放感と快適性が両立する空間が生まれた」と説明している。
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