大和ハウス工業(大阪市北区)と東大発AIスタートアップの燈(あかり、東京都千代田区)は2月5日、新築戸建て住宅の最適プランをAIが即時に提案するシステム「AIプランコンシェルジュ ver.2」を共同開発したと発表した。
2025年10月に社内運用を開始した「AIプランコンシェルジュ」を大幅にアップデートしたもので、新たに敷地全体のゾーニングを考慮したAI検索機能を実装。大和ハウス工業が有する2000以上のプランの中から顧客の要望に寄り添ったプランが検索できるようになった。これにより規格住宅・セミオーダー住宅でありながら、注文住宅に匹敵する柔軟な設計の即時提案を実現した。

提案画面
敷地に合せた提案が可能
プラン検索では、敷地図上に玄関やリビングなどの間取りを直感的に配置するだけで、その構成に合致したプランをAIが瞬時に提案する。建物位置を敷地内でドラッグして微調整することで、敷地に合せた提案も行える。
また、顧客の細かな要望に対応する「深掘り検索機能」を搭載。「和室を追加したい」「アイランドキッチンのプランを優先して見たい」といった要望を反映することで、より満足度の高いプランが提案できる。さらに展示場来場予約アンケートとデータ連携することで、アンケートで示されたプランを来場直後に提案することも可能となる。

ゾーニング情報の入力画面
蓄積データでプラン開発も
戸建て住宅営業では一般的に、ヒアリングから具体的なプラン提示までに約1週間を要するため、顧客の検討意欲をいかに保つかが課題となっていた。そこで同社は、提案までの期間を大幅に短縮し、提案内容の品質向上が図れる同ツールを開発。若手社員でもベテランと同品質の提案が行える体制を整えた。
さらに今後、「AIプランコンシェルジュver.2」に蓄積された顧客ニーズのデータを活用して新たなプランを開発するとともに、AIによる住まいづくりを推進する方針だ。
「AIプランコンシェルジュ」の説明動画
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