大和ハウス工業(大阪市)は、新築戸建住宅の購入を検討する顧客に向けたAI提案サービス「AIプランコンシェルジュ ver.1」を独自のAI技術を駆使したソリューションを提供する燈(東京都千代田区)社と共同で開発した。10月2日から、大和ハウス工業の全国の営業担当者が商談時にこのサービスを活用。顧客の敷地条件や住まいの要望、予算などをもとに、最適な住宅プランを迅速に提案する。
本サービスは、大和ハウス工業が展開する規格・セミオーダー住宅「Smart Made Housing.」の2000以上のプランと、燈が開発したAI技術を組み合わせたもの。営業担当者が顧客の希望条件を入力すると、AIが数秒で合致度の高いプランをスコア順に表示し、複数の選択肢を提示。家族構成や部屋数、広さ、階数、デザインなど17項目に加え、土地の面積や形状も考慮しており、柔軟な対応が可能となっている。
AIは各プランの説明文を自動生成する機能を搭載。営業担当者の経験に依存しない提案を実現する。従来は初回商談から提案までに時間を要していたが、本サービスの導入により、顧客は商談中に直感的にイメージしたプランを即座に比較・検討できるようになった。
「AIプランコンシェルジュ ver.1」では敷地条件を踏まえた配置図案の自動生成、図面解析による構造化、顧客の要望と住宅図面の統合解析によるプランの特徴解説など独自性の高い技術を導入。今後も両社は、蓄積されたデータを活用し、より顧客のニーズに合致した住宅プランの提案を目指す。
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