経済調査会は3月18日、工事請負額などに影響を及ぼすリスク情報をまとめた「おそれ情報」を更新し、「積算資料速報レポート」(3月調査)と「労務需給調査結果」(2月調査)を公表した。
主要10都市の生コンクリート市況は、原材料の高騰などを背景に「仙台」で1万8000円/㎥となり、前月比で1500円上昇。先行きも「高松」で強含み(2万2300円/㎥)となるなど、全国的に強基調が続く見通しだ。
一方、異形棒鋼は「仙台」(98.0円/㎏)、「名古屋」(103.0円/㎏)、「大阪」(91.0円/㎏)、「福岡」(94.0円/㎏)の4地区で上伸。流通側の価格重視の姿勢が一部の地区で浸透し始め、先行きについては上記に加えて「広島」でも強含みに転じる見込み。下落基調から反転する兆しが見られる。
設備工事の「ひっ迫」続く
2月時点の建築・設備工事の労務需給状況は、建築工事(鉄筋・型枠・鉄骨・内装)では「均衡」状態が続くが、「給排水衛生設備工事」(3.93)、「電気設備工事」(3.96)など設備系工事では「ややひっ迫」した状態にある。
先行きについても、「給排水衛生設備工事」(3.95)、「電気設備工事」(4.02)では高い水準でひっ迫状態が続く見込み。大手建設業者で手持ち工事が豊富であることから、需給バランスには大きな変動はないと思われる。
土木工事の労務需給は、全般的に「やや不足」で推移。「とび工」(3.68)、「鉄筋工」(3.70)、「型枠工」(3.90)など複数の職種で不足感がわずかに弱まった。今後もすべての職種で、過不足度が現況と変わらず推移する見通しだ。

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