TOTO(福岡県北九州市)は3月16日、「防汚性に優れた水まわり製品を可能にするスルホン酸表面改質技術」で、「第58回 市村産業賞」の功績賞を受賞したと発表した。市村産業賞(主催:市村清新技術財団)は、優れた技術を開発し、産業分野の発展に貢献した技術開発者を表彰する技術賞で、同社が受賞するのは今回が初となる。

今回受賞したのは、システムバスルームの浴室床「お掃除ラクラクほっカラリ床」などに2016年から採用している防汚・易清掃技術。「スルホン酸基」を用いた親水性のコーティングを施すことで、皮脂等の汚れを水だけで浮き上がらせて落とすことができる。また、スルホン酸基は水あかの主成分シリカと反応しない特性があるため、洗剤がなくても軽い力で水あかを拭き取れる。
同社は、本来コーティング層の中に潜り込んでしまうスルホン酸基を、表面に浮き上がらせ瞬時に固定するプロセスを確立し、汚れを浮かせて落とす親水性の表面を実現。2021年以降は浴室カウンターなどへの適用が可能となり、同技術を搭載した商品の出荷数は累計200万台以上となる。
TOTO公式noteでは、技術開発者のインタビュー記事を公開している。(スルホン酸で叶えた水まわりのラクラクお掃除 ~TOTOの高分子化学~ )

「スルホン酸基」を表面に固定するプロセス
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