リンナイ(愛知県名古屋市)は1月21日、東京都内で2026年方針説明会を開催した。内藤弘康社長は、業界初となるウルトラファインバブル搭載の食器洗い乾燥機を2026年に発売する方針を表明。さらにオート調理の推進や温水式衣類乾燥機の開発強化を打ち出した。

2026年方針説明会の様子
内藤社長は冒頭、昨年発生した浴室暖房乾燥機の安全性問題についてあらためて謝罪。「品質管理体制の強化と再発防止に全社で取り組む」と述べた。
現在の市場環境については、国内外の不透明感や物価上昇などの課題があるとする。一方、賃金上昇や個人消費の回復といった前向きな兆しも確認できると分析。同社は今後も「暮らしに驚きと感動を届け、生活の質を高める商品・サービスの提供」を基本方針として継続する姿勢を示した。
給湯分野では、国のカーボンニュートラル政策により給湯器の省エネ目標が明確になったことを受け、エコジョーズやエコワンの普及拡大を一層強化する考えだ。さらに、マイクロバブル・ウルトラマイクロバブルを活用した「エアバブル給湯器」を価値創出の象徴に位置づける。同製品の利用者から入浴時の快適性向上について評価が高いことを紹介し、「健康・美容・清潔」の新たな価値を、お湯を通じて提供するとした。
好評のエアバブル技術は厨房分野にも応用し、2026年にはウルトラファインバブルを搭載した食器洗い乾燥機を発売する計画と明かす。食洗機では洗浄力がもっとも重視されるとし、同社は微細な気泡を生み出すウルトラファインバブルにより、基本性能の強化を図ると述べた。
また、厨房分野の重点テーマとしてオート調理機能を掲げ、デリシア、リッセを中心に普及を促進する。利用者からは「家事負担が減った」「想像以上に美味しい」といった評価が寄せられていることに言及し、内藤社長は「実際に体感してもらうことが重要。オート調理を新常識として広げたい」と期待を込めた。
衣類乾燥機では、ガス式の「乾太くん」が好調に推移しているものの、まだ高い水準とはいえない。それでも内藤社長は「『一度使うと手放せない』という利用者の高い満足度があることから、今後も成長余地が大きい」と強調。衣類乾燥機分野については、2026年には温水式衣類乾燥機の開発を進め、集合住宅向け提案についても強化する計画に触れた。
その上で内藤社長は「品質こそ我らが命」という原点を忘れず、独創的な技術と商品開発を通じて持続的成長を目指すと締めくくった。

方針説明会であいさつをする内藤弘康社長
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