アンドパッド(東京都港区)が2月12日に発表した「建設業におけるAI利用実態調査」結果によると、建設業従事者2000人のうち「普段の業務でAIを活用している」と答えた人は34.8%となった。内訳は「積極的に活用している」は13.2%、「試験的に活用している」が21.6%。AIによる業務効率化への期待が高まる一方で、依然として大半が未導入である実態が明らかとなった。
実際に活用している人に具体的な業務領域を尋ねたところ、ChatGPTなどの汎用的なAIが得意とする「書類作成」(36.8%)にとどまらず、「施工・安全管理」(24.6%)、「工程・進捗管理」(24.0%)といった「建設特化型AI」を使った業務も行われていた。

AIを活用している業務領域
AI活用の効果については、利用者の76.4%が「効果を実感している」と回答。具体的には、「作業時間の削減」(66.0%)、「ミス・手戻りの削減」(48.9%)を挙げた人が多数を占め、「人材育成」(24.8%)、「営業活動の効率化」(24.4%)との回答も一定数見られた。

AIの導入効果
求められる「現場対応力」
一方で、AI導入・活用における課題については、「(何が課題か)わからない」(22.9%)、「社内ルールの未整備」(20.4%)、「現場に合う使い方がわからない」(18.1%)といった回答が多く、どのようにAIを運用すべきかなど、活用のイメージが確立されていない様子がうかがえた。
AIを導入する際に重要視する要素については、「現場と事務の両方で使える汎用性」(27.9%)、「図面・画像・帳票など建設特有データへの対応力」(24.3%)、「既存システムとの連携性」(19.4%)が上位に。建設業特有の複雑な業務に対応できるかが、導入条件として挙がっている。

AIを導入する際に重要視する要素
同調査は、20~69歳の建設業従事者を対象に実施したもので、調査時期は2025年12月。
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