静岡県内で住宅ブランド「エバークラフト」を展開する橋本組(静岡県焼津市)は2025年11月、静岡県民500人を対象に住まいと暮らしの意識調査を実施した。庭の活用率が低く、基本的に屋外干しなど、温暖な気候など静岡のイメージとは異なる、日常生活の「内向き志向」が浮き彫りとなった。
庭の所有率は71.2%と高いものの、36.6%が「活用できていない」と回答(図1)。庭でバーベキューを「年に数回以上」実施しているのが15.8%だったのに対し「一度もない」は61.2%にのぼった。準備の負担や近隣への遠慮に加え、「そもそも習慣がない」といった理由も挙げられた。

また、洗濯物も「基本的に屋外干し」の44.8%に対し、「室内干し・乾燥機など」が55.2%と半数を超えた。気候の良さ以上に花粉や虫、黄砂を敬遠したり、防犯・プライバシーへの意識、家事負担の軽減などを優先する傾向がみられた。
来客(自宅に人を招くこと)の頻度は「ほとんどない」が49.2%、「まったくない」が21.2%と、合計で7割を占めた(図4)。一方で、ゲストスペースを必要とする割合は43.4%に上り、実際には来客がなくても来客を迎えられる家が良いとする「ねじれたニーズ」の存在がうかがえた。

同社は調査の結果を踏まえ「暮らしの価値観が『外へ開く家』から『家族を守る家』へ移行している」と指摘。住宅に求める価値としても、「災害時の安心」「夏の暑さからの解放」「長期保証」など、安心・安全や快適性を重視する傾向が強く現れた(図6)。

同調査の対象は静岡県在住の20~75歳の男女。調査期間は25年11月7~15日。
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