タカマツハウス(東京都渋谷区)は、首都圏在住の戸建て住宅購入予定者を対象に意識調査を実施した。81.7%が住宅の「資産価値」を重視していると回答しており、特に30〜40代で資産価値を意識する傾向が強く「非常に意識する」の割合が、他の年代を1割以上上回った。

回答者のうち、資産価値を「非常に意識する」層は33.0%。「どちらかという重視する」が48.7%だった。年代別では、30代では37.6%が、40代は37.3%が「非常に意識する」と回答している。
また年収別でみても、年収が高い層ほど「非常に意識する」の割合が増加。年収1000万円未満では27.2%に対し1000万円台では36.9%、3000万円以上は44.2%に達しており、一次取得層で高収入層ほど住宅を「投資性のある資産」として重視する傾向が明確になった。

さらに、戸建てと並行してマンションを検討している層は、ハード・ソフトに関する11項目のすべてで、戸建てが優位と考えていることがわかった。特に戸建てが優位だった項目としては「ライフスタイルの自由度」(65.3%)、「住戸の広さ・ゆとり」(64.5%)、「プライバシー・騒音」(61.7%)。資産価値でも52.7%は戸建てが優位と答えている。資産価値に土地が占める割合が高い点や、管理費・駐車場代がかからない点などが評価され、生活面・資産面の双方の優位性が明確になった。

同調査は、2025年8月19~9月2日に実施。5年以内に新築戸建て住宅の購入を予定している首都圏在住の20~59歳で、で、世帯年収700万円以上の生活者を調査対象とした。有効回答数は807人。
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