旭化成ホームズ(東京都千代田区)は9月5日、住宅の生涯CO2収支ゼロを目指す戸建て新商品「earth-tect(アーステクト)」の販売を開始した。

「earth-tect」外観イメージ
「earth-tect」では、建設~運用~改修~解体(廃棄)までの累積CO2排出量を、HEBEL HAUS由来の環境価値を用いてエンボディドカーボンに充当する考えを採用。顧客の屋根に設置した太陽光で得られた非化石証明書を活用するほか、ヘーベル電気を通じて買い取った実質再エネ電力を20年間供給することでオペレーショナルカーボンを削減する。
また、外壁材「ALCコンクリート・へーベル」と断熱材「ネオマフォーム」による二重の断熱構造と窓断熱仕様などで高い断熱性能を確保。余剰電力でお湯を沸かすおひさまエコキュートや大型蓄電池などで省エネ・創エネ・蓄エネを実現し、エネルギーの自家消費率とCO2削減効果を向上させた。建設後60年でのカーボンニュートラルを目指す。
CO2削減効果は、独自アプリケーションの「EcoゾウさんClub+」内の「earth-tect」専用ページで邸別に見える化することで、環境に配慮した暮らしを促していく。
躯体構造は、「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」と「重鉄・システムラーメン構造(2階建)」の2種類で、高い耐震性、耐久性、快適性を実現。60年無料点検システムやロングライフ保証システムなどのサポート体制で長期間の安心を提供し、高い環境性能を両立させる。
販売地域は、関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部。販売目標は年間200棟。

60年でカーボンニュートラルを目指す全体イメージ
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