住宅・建築SDGs推進センター(IBECs、東京都千代田区)内のゼロカーボンビル(LCCO2ネットゼロ)推進会議は11月20日、ライフサイクルカーボン算定ツール・J-CAT(ジェイキャット)の戸建て住宅版「J-CAT-⼾建 2025.11 試⾏版」を公開した。IBECsのウェブサイトで利用登録を行うことでダウンロードおよび利用が可能となる。
J-CATは、建築物のライフサイクルカーボン算定ツールとして、2024年5月に試行版、同年10月に正式版を公開。利用者数は累計で3500人を超えた。戸建て版の公開に伴い、従来版は呼称を「J-CAT-建築」に改めた。
戸建て版では、エンボディドカーボン(製造・輸送・施工・廃棄などの過程で発生するCO2)は戸建て住宅の標準的な見積書から拾い出した資材の数量などから算出。使用時に排出されるオペレーショナルカーボンは、WEBプログラムの結果などから算定する。
12月11日には、戸建て版の操作方法についてオンラインセミナーを開催する。講師は伊香賀俊治・IBECs理事長ほか。詳細、申し込みはIBECsウェブサイトから。
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