三井ホーム(東京都江東区)は昨年12月、東京都足立区西新井で4階建て純木造耐火マンション「山一ビルMOCXION(モクシオン)西新井」を竣工した。防火地域で木造枠組壁工法を採用し、1階を店舗・事務所、2〜4階を賃貸住宅とする複合用途建築で、木造でありながら劣化対策等級3と耐火建築物としての仕様を実現。大手賃貸募集ポータルサイトにおいて「木造マンション」の表記が可能な物件となっている。

「山一ビル MOCXION(モクシオン)西新井」外観イメージ
同マンションの特徴としては、軽量構造による地盤改良工事費の抑制、ZEH-M Oriented以上の断熱性能、各種補助制度の採択が挙げられる。建築地は水位が高い軟弱地盤だったが、鉄やコンクリートより軽い木造を選択することで建築重量を抑えた。さらに、建物荷重を基礎にバランスよく分散する構造と、基礎自体の面構造により地盤への負担を軽減。他構造より地盤改良工事費を抑えることにつながった。
性能面では、独自開発の高断熱屋根パネル「ダブルシールドパネル」を採用し、ZEH-M Oriented以上の断熱性能を確保。東京都の「東京ゼロエミ住宅普及促進事業」に採択された。さらに、使用木材211m³による炭素貯蔵効果が評価され、国土交通省の「優良木造建築物等整備推進事業」にも選出。炭素貯蔵量は148t-CO2(50年生のスギ293本相当)に及ぶ。
管理会社の山一管理センターは、従来の木造のイメージを覆すデザイン性や遮音性、補助金活用を含めた事業提案力を高く評価。「入居者の方々にもご満足いただける建物になった」と述べている。
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