三井ホーム(東京都江東区)はこのほど、エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)と販売面で提携し、SE構法の活用を開始する。同社は創業時からツーバイフォー工法を中心に扱ってきたが、脱炭素に向け建築物の木造化が進む情勢を受け、軸組工法であるSE構法を建物の用途に合わせて採用していく方針を固めた。
今年5月には、初めてSE構法を用いて設計した「桜の聖母学院中学校新校舎」(運営=学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダム)を着工。分譲マンション「ジオ荻窪」(事業主=阪急阪神不動産、相鉄不動産)でも、エントランス棟の木構造工事にSE構法を採用する(7月着工予定)。

同社初のSE構法採用物件「桜の聖母学院 中学校新校舎」イメージ
同社はこれまでにも、特別養護老人ホーム「花畑あすか苑」(2016年)や、木造マンション「モクシオン稲城」(21年)など、中大規模建築物木造建築物の実績を重ねてきた。今後はSE構法の導入により、施設系建築のさらなる木造化推進に取り組んでいく。
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