三井ホーム(東京都江東区)の地域事業会社である三井ホーム北海道(北海道札幌市)は、北海道警察の令和7年度買取型交番・駐在所整備事業の事業者に選定された。同事業は国産CLTを使った箱型ユニット方式を採用し、安全性を確保しつつ現地作業を効率化。施工の平準化と品質の均一化を図っている。

CLTを使用した箱型ユニットのイメージ
同計画は札幌市と恵庭市に5カ所の木造交番を建設するもの。従来比で約3カ月の工期短縮を見込み、2025年12月下旬の着工後、期限である2026年7月より3カ月早い4月末の引き渡しを計画している。
環境面では、炭素貯蔵機能をもつCLTを中大規模建築に適用することで脱炭素化に貢献。加えて道産材の活用により、運搬や工事に伴うCO₂排出の低減を図った。具体的に下地材はトドマツ、構造用合板や構造用LVLにはカラマツを用い、造作家具にはシラカバを採用。構造体の施工には小樽市の地元工務店・西條産業が参画しており、設計・施工・品質管理で道内企業と連携、地産地消を推進する。
さらに高断熱仕様として、外壁外断熱や三層ガラスの樹脂サッシを採用。設備は熱交換換気扇、高効率エアコン、LED照明、節湯型水栓を選び、寒冷地でもHEAT20 G2レベルの断熱性能を確保した。また、ユニット化したことで、将来的に移築・移転が必要な場合の再利用も容易となっている。

元町交番イメージ
建設地は、札幌市東区の元町交番、北区の麻生交番、白石区の北都交番、清田区の北野交番、恵庭市の恵み野交番の5施設。元町と麻生は2階建、北都・北野・恵み野は平屋建てとした。
三井ホームは今後も「木」の可能性を追求し、中大規模建築物の木造化を推進することで、脱炭素社会の実現に貢献していく方針だ。
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