新潟県長岡市で建設業を手掛けるアップデートは、同県内の経営者が抱える、近年の建築コスト上昇の課題解決を目的に大規模木造建築事業「ウッドビスタ」を開始した。社会福祉施設・倉庫・事務所など多様な大規模建築を木造で実現することで、これまで鉄骨造・RC造が主流であった領域に“コストダウン”の新たな選択肢を提供する取り組みとなっている。
背景にあるのが、コロナ禍以降、資材・建築価格が上昇したことにより、建築計画そのものの断念が相次いでいる現実だ。例えば老人ホームなどの介護施設では「建物面積と入居人数」、「施設側が受け取れる収入」が制度で決められており、自由な値上げが難しい。そのため、「収入は上げられないのに建設費だけ上がる」状況が生まれており、事業者が建設を進めづらい現状が生じている。
こうした状況に対し、同社は建築基準法の改正と木造技術の進化を踏まえ、品質を保ちながら低コストで建築できる体制を整備した。具体的には専任設計士によるコストを抑えた設計、年間120棟を着工する同社の住宅事業との共同大量仕入れによる資材の安定調達、2×4パネル工法の採用による工期短縮と人工代削減を実現。さらに木造は将来の解体費を抑えられる点でも事業者の負担軽減につながるとした。
同社は建設コストという大きな課題を解消することで、県内事業者を支える存在を目指す。その上で、見積もりや構造比較、設計相談や、訪問形式の無料相談出張会にも対応するとしている。

大規模木造建築で建設コスト問題を解決へ
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