(一財)住宅産業研修財団(JAHO)(東京都千代田区)は2月1日、日本の伝統木造建築技術が学べる「大工志塾」(第9期生・6月入塾)の募集を開始した。
「大工志塾」は、若手大工を対象とした本格的な大工職人になるための育成プログラム。木造伝統構法にも用いられる墨付け刻みの基本的な大工技術・技能を働きながら習得することができる。カリキュラムは「初級」「中級」「上級」の3段階で構成され、それぞれ1年間、計3年間で修了する。上級修了者には「大工志」の称号が授与される。
対象は満15歳以上で、工務店に就業もしくは入社予定の若手大工・大工見習、一定の経験・技量を有する大工職人など(一人親方も可)。会場は全国6カ所(東京・名古屋・大阪・福岡・長野・新潟)で、定員は各10人程度を予定している。学費は工務店就業者が36万3000円、その他一人親方などが33万円。出願締め切りは5月31日。

「大工志塾」のパンフレット
講義は、月1~2回各地で開催する「教室講義(座学・実技)」と、年1回・約1週間全塾生が集まり実際の建物を建設する「集合実技研修」の2種類。「初級」では基礎的な大工技能・知識、大工道具の種類やメンテナンス方法、「中級」では実践的な大工技能・知識、木造架構の構造、林業や木材に関する知識、「上級」では詳細図・加工図の作成や造作材の作り方・納まりなど、より高度な大工技能・知識を学ぶ。
OJT制度で企業負担を軽減
同塾では、日常業務を通じた実技指導(OJT)を並行して行う工務店を対象とした「指導報酬制度」を導入している。実技指導を自社で行う工務店に対して、財団から年間20万円(税別)の指導報酬が支払われるもので、この制度の活用により教育コストを抑えながら、若手社員に研修機会を提供することが可能となる。
また5月31日まで、入塾生を紹介した人に3万円を贈呈する「入塾生紹介キャンペーン」(PDF)を実施。紹介された人が塾を修了した場合に紹介料が支払われる。

「入塾生紹介キャンペーン」のチラシ
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