木質構造部材の研究開発や木造ビルの設計・施工を展開するシェルター(山形県山形市)は2月2日、ソフト開発のネットイーグル(福岡県福岡市)と販売提携契約を締結した。今後、シェルターが運営する中大規模木造建築供給支援システム「モクビル」のパートナー企業に対し、ネットイーグルが開発した非住宅木造専用CADシステム「XF15」の提供を開始する。

(左から)ネットイーグル 執行役員 営業本部長 柗井良紀さん、代表取締役社長 祖父江久好さん、シェルター 常務取締役 安達広幸さん、執行役員 General Manager 鈴木謙介さん
「XF15」は構造計算から設計、積算、プレカット加工機との連動までを一貫して管理できるシステムで、複雑な複合金物の設計や複数工場での分散加工にも対応可能だ。これにより、従来は工程ごとに分断されやすかった作業プロセスを統合し、設計ミスの低減や工期の短縮、コスト低減が期待できる。
同システムはすでに2025年広島県広島市に竣工した西日本初の純木造軸組5階建てビルでも採用されており、その実用性は証明済み。10階建てまでの高層物件や特殊なトラス構造にも対応できる高い技術力をパッケージ化して提供することで、技術的ハードルが高かった中大規模木造ビルの普及を後押しする。
シェルターは2025年10月から「モクビル」を通じて、自社が持つ2万棟超の供給実績に基づく技術リソースや部材供給網の提供を開始している。両社は今回の連携を通じて、中大規模木造建築のさらなる普及・高度化に取り組み、森林資源の活用による環境負荷低減や2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していく方針だ。
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