総務省が2月6日に公表した、2025年の「家計調査報告」によると、1世帯(2人以上)1カ月あたりの消費支出の平均は31万4001円で、前年と比べて0.9%増加した。物価変動の影響を除いた実質では同4.6%の増加となった。
このうち住居に関する支出は約1万8700円で、名目3.3%増、実質0.7%増となり、4年ぶりの実質増となった。中でも設備修繕・維持費用が全体を押し上げている。「光熱・水道」は名目6.2%増、実質2.5%増となった。

消費支出の対前年実質増減率の推移
住居に関する支出の内訳(名目)を見ると、「家賃地代」は0.5%増の8094円、「設備修繕・維持」は5.5%増の1万571円となった。「設備修繕・維持」のうち「設備材料」は8.3%減の3568円となったが、「工事その他のサービス」が14.1%増の7003円と大きく伸長した。
実質収入減も消費意欲衰えず
一方、勤労者世帯(2人以上)の1世帯当たり実収入は65万3901円で、前年と比べて名目は2.8%の増加。実質(持家の帰属家賃を除く)は0.9%の減少となり、2年ぶりの減少となった。可処分所得は53万2408円で、名目で7.0%増、実質で1.7%減となっている。平均消費性向は65.0%で、前年の62.2%から2.8ポイント上昇した。実質収入が目減りし、物価高による支出負担が増す中で、消費意欲の底堅さが垣間見られる。

勤労者世帯収入の推移
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