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「AIって大企業の話でしょ?」――そう感じている工務店経営者に向けてお届けしてきた、短期集中連載(全5回)の最終回です。本連載では、「地域の人たちに良質な住まいを届けたい」という思いを原点に、家づくりと経営の両立に日々向き合う、読者と同じ地域密着型工務店の経営者・森さんに登場いただきました。森さんが実際に試してみた具体例とともに紹介してくれた、現場ですぐに使える等身大のAI活用法を振り返りながら、これからの工務店経営におけるAIとの向き合い方を改めて考えます。
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森 秀樹 もり・ひでき |
森大建地産(三重県伊賀市)代表取締役。1970年創業の同社を二代目として経営。高性能住宅・パッシブデザインを軸とするアプローチから「故郷になる家づくり」を追求する。「第2回みえの木建築コンクール」優秀賞受賞。住宅営業歴10年以上で、契約率65%を誇る。最近は、AIを活用した工務店経営の可能性を探求しながら、地域工務店に対するAI導入サポート活動も展開。新建ハウジングが2026年2月に開講するAIに関連する講座のメイン講師。 |
自社専用アプリが日常業務を劇的に変える
最終回では、少し未来のことも含めてお話しします。
私は今、⾃社専⽤のAIアプリをつくっています。「GPTs」や「Google AI Studio」、「Cursor」といったツールを使って、⾃分たちの業務に特化したAIを構築しているのです。
一つ目は、「数量拾い出し」のアプリです。住宅の⾒積もりをつくる際、図⾯からさまざまな数量を拾い出す作業があります。コンセントの数、窓の数と仕様、建具の数―これらを一つひとつ数えて、仕様を確認して、⾒積もりに反映させる。地道で時間のかかる作業です。
この作業をAIに⼿伝ってもらえないか。図⾯データや仕様情報を読み込ませて、⾃動で数量を拾い出す。完全⾃動化はまだ難しいですが、たたき台をつくってもらうだけでも、作業時間は⼤幅に短縮できます。
二つめ⽬は、資⾦計画シミュレーションのアプリです。お客様との打ち合わせでは、「この仕様にするといくらになりますか」「ローンを組むと⽉々の返済はいくらですか」といった質問が頻繁に出ます。以前は電卓をたたいたり、後⽇あらためて回答したりしていました。
今は、お客様の⽬の前で、視覚的にわかりやすい形で即座にシミュレーションできるアプリをつくっています。数字を⼊⼒すると、グラフや図で結果が表⽰される。動きのあるインターフェースで、お客様も直感的に理解できる。「この仕様を追加すると、総額はこう変わります」「⽉々の⽀払いはこうなります」と、その場で⾒せることで、お客様は安⼼して判断できます。

AIエージェント時代はもう始まっている
これらは「AIエージェント」と呼ばれる分野につながっていきます。単にAIに質問して答えをもらうのではなく ・・・
この記事は新建ハウジング2月10日号8面(2026年2月10日発行)に掲載しています。
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