大和ハウス工業総合技術研究所(奈良県奈良市)は2025年6月、断熱性と暮らしや住まいに対する満足度の関連を調査した。猛暑が光熱費への不安を増大させている一方、ZEH居住者は電気代の負担が軽く、満足度も高いことが明らかになった。
調査時点の困りごとでは「猛暑」(79.4%)が最多。また、電気代は、63.4%が価格高騰への対策が難しいと回答。特に、一般的な住宅(非ZEH)の居住者の54.5%は「冷房使用が増え、電気代が上昇した」と回答した。一方、ZEH居住者では45.9%で、高性能化が負担軽減に寄与したことが明らかになった(下グラフ)。

また、ZEH居住者がZEHを選んだ理由では「光熱費の削減」(54.0%)が最多になった。「温度の快適性」(39.4%)も約4割を占め、経済的なメリットと快適性、双方を重視していることがわかった。
加えてZEH居住者は、エアコン使用時間が増えたと回答した割合が46.2%となった(下グラフ)。一方で、設定温度の平均は一般住宅の26.1℃を下回る25.4℃で、性能により快適な温度設定で省エネを実現していた。

現在居住している住宅に対する満足度は、一般的な住宅の24.2%に対し、ZEHは35.5%と10ポイント以上高くなった。さらに、ZEHでも断熱等級6の住宅は51.4%(断熱等級5は34.9%)と特に高くなった。断熱等級6の住宅では、光熱費削減を実感している割合も97.3%と大変高く、将来の資産価値に対する不安を感じない割合も59.5%にのぼっている。
同調査は、全国の20~69歳の男女2047人を対象として、25年6月20~27日に実施。対象者のうち1030人が新築一戸建ての持ち家居住者(ZEH465人、非ZEH565人)だった。
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