ジェクトワン(東京都渋谷区)は2月25日、空き家や中古住宅の購入を経験または検討している20~49歳の男女192人を対象に実施した「空き家・中古物件の購入に関する意識調査」の結果を発表した。どのような条件の空き家・中古物件を購入または検討しているか聞いたところ、「都市部で築30年未満の物件(そのまま使う)」「地方で築30年未満の物件(そのまま使う)」がいずれも28.6%でトップだった。築年数が比較的浅く、大きな改修が不要な物件が、都市・地方問わず選ばれやすい傾向にある。
一方、「築30年以上(リノベーションする)」は都市部が9.9%なのに対し、地方では16.1%と都市部を6ポイント上回った。都市部では築古物件の状態がネックになりやすく、地方では「リノベーション前提の購入」が比較的浸透しているとみられる。
空き家・中古物件購入の決め手となったのは、「購入価格が手頃」(47.4%)が最も多く、価格の魅力が空き家購入を後押ししていることがわかった。次いで「希望の立地にある物件を選べる」(22.9%)、「希望の地域にある物件を選べる」(21.4%)が続き、生活利便性や環境との相性を重視する傾向も明らかとなった。
手軽さ、お得感を求める「税金が安く済む」(19.8%)、「すぐに入居できる」(17.7%)、「掘り出し物感がある」(17.7%)も多い。「信頼できる不動産会社や担当者が決め手」(13.5%)といった専門家への安心感を重視する層も一定数みられた。
そのほか、「リノベーション・カスタマイズの自由度」(11.5%)、「補助金の活用」(10.4%)、「新築にはない魅力」(10.4%)といった付加価値に期待する声もあり、空き家購入がコストだけでなく、多面的な意思決定によって行われていることがわかる。
物件自体の購入予算については、全体の37.6%が「500万~1000万円未満」「1000万~1500万円未満」(ともに18.8%)の価格帯に集中し、「500万~1500万円未満」が最も大きなボリュームゾーンとなった。
一方、修繕費やリノベーション費用を含めた「トータル予算」では、「1000万~1500万円未満」(13.5%)が最も多いものの、上の価格帯である「1500万~2000万円未満」(10.4%)、「2000万~2500万円未満」(9.9%)に回答が広がり、「1000万~2500万円未満」(33.8%)が中心層となった。購入者は、物件の価格を抑えつつ、リノベーション費用を見込んだ予算を組んでいることがわかる。
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