権利関係の難しい物件などを専門に扱うAlbaLink(東京都江東区)は、空き家所有経験のある104人を対象に、固定資産税に関する意識調査を実施した。回答者の75%が、抵抗感や長期的な負担から固定資産税を「高い」と感じている実態が明らかになった
空き家にかかる固定資産税は年間平均約15.5万円。回答者の約74%は10万円以下だが、立地や土地の面積、築年数によっては50万円や100万円といった高額事例も存在した。

また、固定資産税を「妥当」と回答したのは22%、「安い」が3%にとどまった。税額が高いと感じる理由としては「使わないものに税金を払うことへの抵抗」「長期的な負担の大きさ」「評価額が妥当でない」などが挙げられた。

空き家の固定資産税に関する困りごとでは「誰が払うかで揉めた」(21.2%)や「名義変更が大変」(16.3%)が上位を占める。「金額が負担になる」(15.4%)も一定割合を占めたものの、た。金銭的負担以上に相続時の手続きや家族間の調整によるストレスが大きいと見られる。

同社は、空き家の固定資産税に対する不満が「納税義務や手続きの煩雑さ」にも起因すると分析。相続や名義変更の簡素化、情報提供の充実も求められるとしている。
同調査は、AlbaLinkが運営する不動産情報メディア「空き家買取隊」が、2025年11月5日から18日にかけて実施した。
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