埼玉県は12月15日、ZEH基準相当のモデルハウスでの無料宿泊体験を提供する「埼玉県ZEH宿泊体験事業」で協力事業者の随時募集を開始した。
同事業は、住宅の新規購入や改修を検討している県民を対象に、高断熱の快適さや省エネ効果を体験してもらうことでZEH住宅を選択する人を増やし、住宅の脱炭素化を目指すことを目的としている。
ハウスメーカー・工務店などが対象
募集対象は、ハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者など。応募要件として、「ZEHビルダー/プランナー(フェーズ2)」の登録事業者であること、埼玉県内にZEH基準相当の外皮性能を持つモデルハウスなどの宿泊体験施設を有することなどを挙げている。
協力事業者が実施する主な内容は、(1)宿泊体験に必要な設備の提供(冷蔵庫、風呂、トイレ、リネン品、他)、(2)宿泊体験申込みの受付・問い合わせへの対応、(3)ZEHの概要・メリットなどの事前説明、(4)体験時の宿泊体験者への対応、(5)アンケートの実施・回収(※アンケートフォームは県が用意)。体験に必要な費用はすべて協力事業者が負担し、体験者に請求しないこと、宿泊者への過度な営業活動行わないことなども求められる。
県では今後、宿泊体験施設の紹介や申し込み先の案内のほか、ZEH住宅のメリットやZEH宿泊体験事例について県のホームページや広報物に掲載する予定。協力事業者にとっては、集客と認知度の向上につながるPR効果が期待される。事業者の応募・問い合わせは、埼玉県環境部温暖化対策課実行計画担当([email protected])で受け付ける。

参考:チラシ「省エネ住宅のすすめ」(埼玉県)
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