2025年の住宅業界を席巻した「GX志向型住宅」。27年度からはZEHも「GX ZEH」にアップデートされる。これからの住宅のスタンダードになる「GX」を実現しつつ工務店らしい魅力を備えた事例を紐解きながら、GX住宅を取り巻く状況を深掘りする。
識者インタビュー①
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秋元 孝之 氏 芝浦工業大学 建築学部建築学科 教授 |
1963年東京都生まれ。1988年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了。カリフォルニア大学バークレー校環境計画研究所に留学。博士(工学)、一級建築士。清水建設株式会社、関東学院大学工学部建築学科を経て、現在、芝浦工業大学 建築学部長・教授。空気調和・衛生工学会会長。 |
GX ZEHが求める要件と創設の背景とは
住宅は長期間使用する性質から、建設時の性能が将来のエネルギー消費を大きく左右する。このため、省エネ性能の早期普及やエネルギー源の非化石転換が重要となる。こうした背景のもと、従来のZEHを進化させた「GX ZEH」「GX ZEH-M」が創設され、2027年4月に正式な制度としてスタートする。
GX ZEHは、暮らしの領域で脱炭素と経済成長を両立させる国の方針「GX2040ビジョン」と整合し、2030年以降の市場底上げを担う存在だ。技術水準は断熱等級6以上とし、ηAC基準の適合を求める。設備面では、再エネを除く基準一次エネルギー消費量の35%以上削減(BEI≦0.65)を必須とし、再エネを含む一次エネ削減率はGX ZEHで100%以上115%未満、GX ZEH+は115%以上とした。
また、戸建てのGX ZEH・GX ZEH+・Nearly GX ZEHでは、太陽光発電の導入を前提に定置用蓄電池の設置を必須とした(容量規定なし)。太陽光は日中に発電する一方・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2026年2月28日発行)GX住宅×〇〇 GX当たり前時代の差別化&独自化手法』(P.8〜)でご覧ください。
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