LIXIL(東京都品川区)と大和ハウスグループの大和リース(大阪市)は2月18日、再使用が困難となったリース用アルミサッシを回収し、同等品質の製品として再生する水平リサイクルスキームを構築し、運用を開始したと発表した。循環型社会の実現に向け、アルミ資源の国内循環とCO₂排出量削減を図る取り組みで、年間約272トンのCO₂削減効果を見込む。
本スキームでは、大和リースがシステム建築で使用したアルミサッシを回収し、LIXILが独自技術によりリサイクルアルミ使用比率を高めた「PremiAL」シリーズとして再生する。再生材は大和リースの建築現場へ再供給され、資源循環を高いレベルで実現する仕組みとなる。

LIXILと大和リースによるアルミサッシの水平リサイクルスキーム
背景には、国内でのアルミスクラップ輸出増や、アルミ展伸材のリサイクル率が約10%に留まる現状がある。アルミは、原材料を新地金からリサイクル材へ置き換えることでCO₂排出量を最大97%削減でき、水平リサイクルの推進は業界課題の解決に直結する。
LIXILは「環境ビジョン2050」のもと、2031年3月期までにハウジング事業で使用するリサイクルアルミ比率100%を目標に掲げる。一方、大和リースはグループ環境ビジョン「Challenge ZERO 2055」を推進し、2024年度の産業廃棄物リサイクル率99.9%を達成するなど、資源循環の取り組みを強化している。
今後はアルミ回収拠点の拡大を図り、スキームの運用をさらに強化する方針。
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