LIXIL(東京都品川区)は9月17日、従来の新地金アルミと比べてCO₂排出量を約50%削減する循環型低炭素アルミ「PremiAL」を、10月から同社が製造する全てのアルミ形材製品に標準展開すると発表した。価格据え置きでの導入により、これまでの非住宅中心とした一部製品だけでなく、住宅・エクステリアを含む幅広い製品で環境負荷を低減できる。
アルミはリサイクル利用により最大97%のCO₂削減が可能とされ、建設業界の脱炭素化において重要な素材となっている。LIXILは生産技術の改善でリサイクル比率を均一化し、最低60%以上を確保。また、国内外5拠点での生産体制を整え、量産化に成功したことで、これまでと同価格での提供が可能になった。第三者認証「SuMPO EPD」も取得している。
LIXILは2031年までにリサイクルアルミ100%を目指している。今回の「PremiAL」の展開拡大により、目標達成に向けた取り組みをさらに加速させる。

■関連記事
LIXIL、リサイクルアルミ100%使用のアルミ形材の受注を開始
LIXIL、「PremiAL R100」を福岡・セブンイレブンに導入
LIXIL、循環型低炭素アルミ形材がビル建材に採用
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。





























