厚生労働省が1月8日に公表した2025年11月分の「毎月勤労統計調査」(速報)結果によると、建設業(事業所規模5人以上)の月間現金給与総額は39万8740円で、前年同月比で3.3%減少した。前月比では4.8%増となっている。
このうち決まって支給される所定内給与は34万4479円(同0.6%増)、残業手当や休日出勤手当などの所定外給与は2万9338円(同10.7%増)、特別に支払われた給与は2万4923円(同42.2%減)となった。特別に支払われた給与には、夏冬の賞与、期末手当などの一時金、通勤手当、ベースアップの差額追給などが含まれる。
名目賃金の全産業平均は、現金給与総額が同0.5%増の31万202円となり、47カ月連続のプラス(0.0より大)に。実質賃金指数(※)は同2.8%減の84.3で、11カ月連続でマイナス(0.0より小)となった。
※質賃金指数=名目賃金指数を消費者物価指数で除して算出

参考:事業所規模別実質賃金の動き(全産業平均)
建設業のうちパートを除く一般労働者の給与総額の平均は41万4899円(同3.0%減)。内訳は、所定内給与が35万7689円(0.7%増)、所定外給与が3万888円(同11.0%増)、特別に支払われた給与が2万6322円(同41.8%減)だった。
労働時間・日数とも減少
建設業の総実労働時間は前年同月比2.9%減の163.6時間、所定外労働時間(残業・休日出勤など)は4.4%減の13.3時間、出勤日数は0.5日減の20.1日。パートを除く一般労働者の総労働時間は2.7%減の168.3時間、所定外労働時間は4.1%減の14.0時間、出勤日数は0.5日減の20.4日となった。所定内給与が増加した一方で、労働時間が減少していることから、時間あたりの賃金が上昇していると考えられる。
建設業の労働者数は261万2000人で同3.0%の増加。パート比率は5.54%で同0.38ポイント増加した。入職率は1.20%(同0.36ポイント増)、離職率は0.77%(同0.34ポイント減)だった。
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