ノンデスク事業者向けの採用・キャリア支援サービス「クロスワーク」を提供するX Mile(東京都新宿区)は、全国の建設業従事者を対象に、人材不足や技術継承に関する調査を行った。人手不足を実感している割合は83.8%に上り、職種では特に大工、左官の人材不足が顕著に表れた。
一方で、「外国人労働者と働く機会が増えた」との回答は56.4%。現場における外国人人材の存在感が高まっている。

また、技術の継承が、順調に進んでいないと回答した割合は71.8%で、特に中堅(11~20年)やベテラン(21年以上)で危機感を感じている人が多い。しかし、業務時間内で技術を教える・教わる時間が不足していると感じている割合も57.0%に達しており、継承のための時間を確保することが課題となっている。
資材価格の高騰は89.6%が実感している。さらに、資材の不足や価格高騰により「将来的に住宅品質が下がる可能性」があるとの回答が65%を占めた。同社では、資材高騰や人手不足、技術継承の停滞が長期化した場合「品質維持のためのコストがかさみ、消費者負担(住宅価格)に跳ね返る懸念も否定できない」と指摘している。

65%が「将来的に住宅品質が下がる可能性」を感じている
建設業界が求める、現状の課題への対策としては「適正な工事価格の確保」(25.4%)、「若手の採用・育成」(24.6%)が上位に挙がった。
同調査は、全国30代以上の建設業界従事者500人を対象に実施。調査期間は2025年10月3日から11月21日。
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