パナソニック アーキスケルトンデザイン(大阪府門真市)は、耐震住宅工法「テクノストラクチャー」において、AIを活用した自動構造チェックサービスを10月に開始する。4月から実使用を想定した試行を行う。加盟店が図面データをアップロードすると、計算根拠に基づいた構造チェックと構造部材の概算数量算出が自動で実施され、一般的な住宅規模なら約10分で結果を得られるという。

「テクノストラクチャーAI自動構造チェックサービスの仕組み
同社によると、近年は吹抜けや大開口など構造の実現性評価が難しいプランが増え、従来の手作業では確認と返答まで数日を要していた。本サービスではPDF図面を画像認識して必要情報をデータ化し、AIが部材の最適配置と構造計算を行うことで、大幅な時間短縮を実現する。意匠CADの種類を問わず利用できる点も特徴だ。
また、自動算出した部材数量をもとに概算見積りを容易に提示でき、複雑化するプランに対しても精度の高い初期提案を可能にする。クラウド上で24時間・365日利用できるため、加盟店は必要なタイミングで構造チェックを行い、商談スピードの向上につなげられる。

テクノストラクチャー工法は、木と鉄を組み合わせた「テクノビーム」を柱と梁に用いる独自構法で、1995年の発売以来、全棟で許容応力度計算を実施してきた。累計建築棟数は2026年2月末に8万棟へ到達する見込み。AI活用による設計効率化を通じ、さらなる普及を目指す。
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