経済産業省は9月10日、「住宅省エネ2025キャンペーン」のツールダウンロードページで、支援事業者が利用できる「賃貸集合給湯省エネ2025事業」のチラシの配布を開始した。
このチラシは、既存賃貸集合住宅を所有する賃貸オーナー向けに作成したもの。エコジョーズやエコフィールといった省エネ型給湯器に交換する際に補助金が活用できることを案内している。また、補助金を活用したオーナーの声として「物件の成約に至った」「入居者の生活の質を向上させてくれる」などのコメントを掲載している。

「賃貸集合給湯省エネ2025事業」のチラシ
補助の基本額は、追い焚き機能「なし」が1台あたり5万円、「あり」が同7万円で、いずれも1住戸1台まで。さらに追い焚き機能「なし」での、共用廊下を横断するドレン排水ガイド敷設工事、追い焚き機能「あり」での、浴室へのドレン水排水工事(三方弁工事、三本管工事)に対する加算額が、それぞれ3万円となっている。
なお、「賃貸集合給湯省エネ2025事業」の年間予算に対する補助金申請額は、9月17日時点で16%にとどまっており、戸建て住宅(新築・既存)を対象とした事業(申請割合:同59%)と比較して活用が進んでいない。

「賃貸集合給湯省エネ2025事業」の申請状況
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