松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回は、費用を上げずに35%省エネ化を達成するために理解すべきことをお伝えします。
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GX志向型住宅の補助金が7月22日に予算に達してしまい、業界内には激震が走りました。補助は既に終わりましたが、“今後も35%の省エネ化”というのはしばらく続くと考えられます。しかしながら、多くの実務者が意味もわからず、やみくもに「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」(通称WEBプロ)をさわりまくることで、どうにか35%をクリアしている…そんな事例をよく見聞きします。ここで、全体の俯瞰と、細かいけれど重要なところの両面から迫ってみたいと思います。
まず、基本中の基本ですが、この基準の対象になっているのは「暖房」「冷房」「換気」「給湯」「照明」の5項目で、中でも特に大きな影響を及ぼすのが「暖房」「冷房」「給湯」です。照明は実質的にLED化してしまったので、ほとんど影響を及ぼしません。
また「換気」については少々複雑で、換気自体が使うエネルギーは知れているのですが、第一種換気にするかどうかで暖房と冷房のエネルギーが変わるので、そういう意味では換気も大きな影響を及ぼすと言ってもいいかもしれません。
次に暖房、冷房の内訳で「居室のみを暖房する」と「住戸全体を暖房する」という選択があります。これについてはどちらを選択するかで・・・
この記事は新建ハウジング9月10日号8面(2025年9月10日発行)に掲載しています。
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