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山敏建築は、地元・弥富市内で建築条件付きの5区画を分譲するまちづくり型事業「佐古木の杜プロジェクト」をスタートした。このほどその一画に、今後の自社の標準仕様を示すフラッグシップとなるモデルハウスが完成した。代表で大工の伊藤辰巳さんは「自分が本当に良いと思う住宅を、価値観の合う住まい手に届けたい。良質な街並みとコミュニティづくりを通じて地域に貢献したい」と意気込みを語る。 【編集部 関卓実】
敷地は、およそ50年という長い間、地元で親しまれてきたとんかつ店の跡地(約270坪)。伊藤さんは、同店を営んできた、現在は敷地の隣で暮らす地主夫妻から「まちのためになるような活用を」と土地を託された。夫妻の自宅を山敏建築が手がけたことなどから信頼が厚く、同社を上回る金額で他社から買取提案があったにもかかわらず任せてもらえたことから、伊藤さんは「(夫妻の)思いと期待に応えたい」と気持ちを引き締める。
完全注文から「提案型」にシフト
リスペクトする同志に設計依頼
このプロジェクトを機に伊藤さんは、従来の顧客からの要望重視の完全注文住宅スタイルから、自身が理想とする形を前面に打ち出す方向への転換を決意。高い躯体性能は維持しながら、一貫した世界観を持つ家づくりに舵を切った。設計は、同じ大工経営者としてリスペクトする長谷川竜司さんが率いる、ほっとハウス長谷川建築(三重県津市)に依頼。区画全体のグランドデザインからモデルを含む各棟まで設計協力を受けながら、自社の新たな標準仕様として取り入れていく考えだ。
完成したモデルハウスは・・・
この記事は新建ハウジング8月30日号2面(2025年8月30日発行)に掲載しています。
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