2025年の住宅業界を席巻した「GX志向型住宅」。27年度からはZEHも「GX ZEH」にアップデートされる。これからの住宅のスタンダードになる「GX」を実現しつつ工務店らしい魅力を備えた事例を紐解きながら、GX住宅を取り巻く状況を深掘りする。
識者インタビュー④
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松尾 和也 氏 松尾設計室 代表取締役 |
1975年兵庫県生まれ。1998年九州大学工学部建築学科卒業(熱環境工専攻)。エスバイエルホーム、瀬戸本淳建築研究室、プレストを経て、2003年松尾設計室に入社。 |
一次エネ削減率35%は理に適った水準
一次エネルギー消費量削減率35%多くの住宅会社にとってなかなかハードルが高いだろうと感じている。実際には工事費を増やさずに一次エネルギー消費を大きく減らすためのポイントがあるが、多くの実務者がそれを知らない。コストがかかる手法でどうにか35%を達成していることがほとんどだろう。
例えば、夏、正しく日射遮蔽をしてWEBプログラムに入力すればηAC値が下がる。その結果、冷房の一次エネが削減される。冬の日射取得でηAH値が変われば暖房の一次エネも変わる。つまり、私が常日頃から主張している「南の窓は大きくして庇をつける。東西北面の窓は小さくする」というのを実践するだけでηAC値、ηAH値どちらも良くなり、設計の工夫だけで一次エネを削減できる。
「ηAC値やηAH値は計算しなくても、原則を守ればおのずと暖かく涼しい住宅ができる」と言い続けてきた。今もその思いは変わらない。ただ・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2026年2月28日発行)GX住宅×〇〇 GX当たり前時代の差別化&独自化手法』(P.11〜)でご覧ください。
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