![]()
住宅価格の高騰が常態化するなか、アグリトライ・しなのいえ工房は「高性能住宅を、地域の普通の人たちが手の届く価格で提供する」という原点に立ち返り、新たな住宅ブランド「木地(きじ)のいえ」を立ち上げた。
フルオーダー住宅を主軸とする一方で、価格帯の壁によって取りこぼしている層に向け、仕上げを簡略化し、DIYという“余白”を価値に転換。自社が標準仕様とする断熱等級6・耐震等級3の性能を維持しながら、価格と暮らし方の選択肢を広げた。
さらに、住宅におけるマルチブランド展開に加えて、非住宅木造への参入など通じて経営的なリスクヘッジを図りながら、先の読みにくい市場に適応していく考えだ。【編集部 関卓実】

長野県富士見町に新ブランド「木地のいえ」の1棟目として完成した住宅のLDK。耐力面材モイスや構造柱、間柱があらわしになったシンプルな仕上げは、単なるコストダウンの手法ではなく、施主がDIYによって手を入れていく“余白”を価値に転換した暮らし方の提案でもある
同社はこれまで、2025年実績で平均価格4600万円(税込)のフルオーダー住宅「しなのスタイル」、延べ床面積27坪・3300万円(同)からのセミオーダー住宅「手まりのいえ」を主軸に展開してきた。
ただし、この価格帯では取りこぼしてしまう層も少なくない。同社常務の小嶋健二さんは「市場やニーズの変化に対応する必要性や、同時に、地域の普通の人たちの手が届く価格で良質な住宅を提供したいという責務も感じていた」と語る。
そこで立ち上げたのが、・・・・・
この記事は新建ハウジング3月10日号2面(2026年3月10日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






















