国土交通省と環境省が実施する「子育てグリーン住宅支援事業」の「GX志向型住宅」でこのほど、提出書類の改ざんによる不正行為が発覚し、事務局は同案件の交付申請の予約を却下した。新築注文住宅の交付申請予約の申請書類で確認済証の発行日を改ざんし、不当に補助金の交付を受けようとしたものだという。
事務局は同事案にかかわらず、不正行為によって補助金の交付を受ける、または受けようとしたことが発覚した場合には厳正に対処を行う方針。また、個々の事案に応じて、登録事業者の資格停止や不適切な行為をした事業者として公表する考えだ。なお、「GX志向型住宅」の交付申請は7月22日に予算上限額に達したため、補助金申請・予約の受付は終了している。
同事業を含む「住宅省エネ2025キャンペーン」では、事業者登録の際に「交付申請の手引き」および「事業者登録規約」の確認・同意を求めている。この中で、不適切な行為を伴う交付申請・予約については、交付決定の一部または全部を取り消すことが明記されている。他にも、構成事業の所管庁との情報共有や、グリーン住宅支援事業者としての公表の停止、不適切な行為が行われた事実および事業者の公表などの処分が行われる。
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