住友林業(東京都千代田区)は7月、都心部でゆとりある、ハイグレードな戸建て住宅を提供する「邸宅分譲プロジェクト」を開始した。第1弾となる「フォレストガーデンGrande洗足」(品川区)全4区画は既に販売を終えている。今後、同プロジェクトを通じて戸建て分譲住宅事業の拡大を図る。
同プロジェクトでは、東京都の城南エリアなど利便性の高い地域を中心として、敷地面積150㎡以上・延べ床面積120㎡以上を目安に高性能な木造分譲住宅を展開する。フォレストガーデンGrande洗足は敷地面積156.00~161.66㎡・延べ床面積125.30~140.13㎡で、平均販売価格は2億6000万円台。
4棟は外観で1棟ごとの個性を演出し、内装には同社オリジナル材「PRIME WOOD」(ウォールナット、チーク、オーク、アッシュ)を採用。樹種ごとの魅力を生かした住空間とし、リビング・ダイニングには吹き抜けや勾配天井を設けて開放感を演出している。さらに、太陽光発電システムやハイブリッド給湯機を備え、環境にも配慮した。
耐震性と劣化対策は性能評価で等級3を取得している。最長60年保証に加えて、10年ごとの防蟻処理を含む30年間メンテナンスフリー仕様とするなど、長期的な安心を提供する。
街並みにも配慮し、総敷地面積635.35㎡を活用して無電柱化を進めたほか、植栽をゲートのように配置してプライバシーを確保。エントランスから駐車スペースが直接見えない設計とするなど、住民の暮らしやすさと景観の調和を図った。
同社は2022年に長期ビジョン「Mission TREEING 2030」を制定し、2030年までに戸建て分譲住宅を年間900棟販売する目標を掲げており、同プロジェクトを通じて達成を目指す。

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