住友林業(東京都千代田区)は5月9日、「PRIME AIR(プライム エア)オリジナル全館空調システム」を発売した。ルームエアコン1台と調湿機能付き換気装置を組み合わせ、住宅全体を冷暖房しながら換気と同時に湿度も調整する全館空調システムで、部屋ごとに風量を調整することもできる。
同システムは、18畳用のエアコン1台で空調した空気と、換気システムを経由した外気を混合して送風ファンで各居室に供給する仕組み。換気は床置き型のダクト式第一種熱交換システムを採用した。送風ファンはVAV制御(可変風量制御)機能つきで、5段階で風量を調整できる。
従来の同社製全館空調システムに比べ、初期費用(設備費、工事費)を2割程度抑えられ、光熱費も一般的な全館空調システムと比較して約4割削減できるとしている。
対象延べ床面積は平屋で約32坪、2階建ては約38坪まで。販売エリアは5~7地域。
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