首都圏中古マンション、価格上昇で専有面積が縮小　LIFULL HOME’S調べ

LIFULL（東京都千代田区）が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」はこのほど、首都圏（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県）の中古マンション専有面積や価格の推移を調査。その結果、掲載物件・反響物件ともに専有面積が縮小傾向にあることが明らかになった。

調査対象は、2020年～2025年11月にLIFULL HOME’Sに掲載された築10年以内・徒歩10分以内の中古マンション。

中古マンションの平均専有面積は、5年前の2020年と比較して掲載専有面積が3.69㎡（68.39㎡→64.70㎡）縮小。問い合わせのあった反響物件の専有面積は、6.54㎡（66.86㎡→60.32㎡）の縮小と2倍近く縮小していることがわかった。

2025年の平均掲載価格は、8297万円と5年前の2020年比で66.7％（3319万円）上昇しており、前年比でも23.2％（1565万円増）と急上昇している。一方、2025年の反響価格は6214万円で、前年比も6.7％（392万円増）の上昇にとどまっている。

新築マンションの価格高騰に連動し、中古マンションの価格も急上昇するなか、反響専有面積は年々縮小し、掲載専有面積との差は徐々に広がっている。

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