YKK AP(東京都千代田区)と東京ガス(東京都港区)はこのほど、太陽光発電と高断熱窓などの建材を組み合わせてエネルギー効率の高い住宅を実現する新築戸建て向けサービス「マドそらwith IGNITUREソーラー」の提供を開始した。
同サービスは、東京ガスが提供する太陽光発電設備「IGNITURE(イグニチャー)ソーラー」と、YKK APの高断熱樹脂窓「APW」シリーズと断熱玄関ドア(ヴェナートD30、イノベストD70/D50など)、エクステリアまたはインテリア商材を組み合わせることで、住宅のエネルギー効率と経済性を高めるというもの。
カーボンニュートラル社会の実現に向け、ZEH普及や断熱性能向上が求められる一方で、省エネ設備導入のコスト負担が課題となっている。同サービスでは、東京ガスが太陽光設備の売電債権を保有することで、初期費用の抑制を図り、場合によっては0円での導入も可能(容量等条件あり)。また、補助金の活用も視野に入れており、導入メリットを最大化できるとする。
10年間のサービス期間終了後には売電収入も見込まれ、計画停電時などの非常時には太陽光発電の自家利用も可能。断熱窓と太陽光発電の併用により、光熱費削減と快適な住環境の実現に寄与する。

「マドそらwith IGNITUREソーラー」の仕組み
■関連記事
YKK AP、静岡でガラス型ペロブスカイト太陽電池の導入実証
東京ガス、施工会社3社を子会社化 家庭用サービス強化へ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。