弁護士・秋野卓生さんが、工務店が知っておくべき法律知識を毎月20日号で解説する本連載。専門スキルがなくても手早く効率よく活用できる生成AIですが、著作権の範囲と侵害が気になるところです。
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AIによるチラシ作成
最近、工務店業界でもAIの利用が活性化してきました。よく耳にするのは、イベントなどのチラシ作成にAIを活用するというものです。
無味乾燥なチラシでは効果がない一方、これまではOB顧客と家族の写真、従業員やその家族の写真を掲載したチラシを作成してきた工務店も多くいらっしゃると思います。しかし、OB顧客の写真活用も利用目的を特定することが一般的となり、他のイベントの写真として流用できない、また、従業員やその家族に嫌がられる、社員の離職時にその写真が掲載されたチラシが使えなくなるといったリスクもあります。
AIでチラシ用のイラストを生成するとこのような心配がなくなるため、AIを活用してチラシ作成をしている工務店は多いのではないかと思われます。
生成AIと著作権に関する2つの論点
生成AIは生成物を作成するために、他の作品やコンテンツを学習することになります。この学習の過程、すなわち、AIによるコンテンツ作成過程で、他社の著作物から学習しますので、この学習行為が著作権侵害ではないかという論点があります。
そしてもう一つの論点が・・・
この記事は新建ハウジング7月20日号12面(2025年7月20日発行)に掲載しています。
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