YKK AP(東京都千代田区)は、樹脂製内窓「ウチリモ 内窓」引違い窓を7月7日に発売した。取り付けに必要な窓額縁の寸法を最小47㎜にし、築古の住宅でもふかし枠なしで設置を可能にした。また、同製品の発売に合わせて、内窓製品のシリーズ名を「マドリモ 内窓 プラマードU」から「ウチリモ 内窓」に変更する。

YKK AP住宅・エクステリア統括本部リノベーション事業・志賀一徳部長は、7月2日の商品説明会で、「内窓の新たな需要を掘り起こしたい」と話した
補助事業などの影響で窓の断熱改修に対する認知が高まる一方、窓額縁の見込み寸法が小さいとふかし枠が必要になり、施工性や意匠性を理由に設置を断念するケースもあった。
同製品は、下枠の見込み寸法を58㎜に抑え、室内側に最大11㎜持ち出す「枠持ち出し納まり」を採用。70㎜以上を必要としていた従来品ではふかし枠が必要になる築古の木造住宅などにも設置できるようになり、同社は「約75%の窓に設置できる」としている。
また、外障子を内障子に引き込む際の指はさみを防止する「ストッパー付き安全引手」を開発した。カラーも、築25年前後の住宅がリフォーム期に入っていることを踏まえ、ブラックを追加した。
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