YKK AP(東京都千代田区)は、中古住宅の“断熱性能”と“耐震性能”を向上した、優秀なリノベーション事例や取り組みを表彰する「性能向上リノベ デザインアワード 2025」の募集を開始した。全国の工務店、住宅事業者が対象。応募期間は12月5日まで。
「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに、「断熱+耐震」「断熱」「耐震」「ゾーン断熱+耐震」「ゾーン断熱」を行った戸建て・マンションのリノベーション事例を募集。理想のライフスタイルや暮らしを実現する性能向上リノベーションのプロセスに注目することで、リノベーションの価値を可視化する。
応募作品は専用サイトに掲載する。一般投票と、テーマに即した取り組みや快適さと心地よさを追求したプランニングなど4つの評価視点からノミネート作品を選出。業界有識者による最終選考会で各賞を決定する。
選考委員は、東京大学大学院准教授・前真之さん、東北芸術工科大学教授・竹内昌義さん、M’s構造設計/構造塾主宰・佐藤実さん、マスタープラン小谷和也設計室代表・小谷和也さん、リノベーション協議会会長・内山博文さん、リフォーム産業新聞社取締役・福田善紀さん、暮らしかた冒険家・伊藤菜衣子さん、新建新聞社代表取締役社長・三浦祐成。
同社は、同アワードを通じて性能向上リノベーションの周知・浸透を促進し、中古住宅の活用とカーボンニュートラルに貢献するリノベーション市場の活性化を目指す。
7月25日に、前回の受賞作品を紹介する「断熱で省エネ×耐震で安心 性能向上リノベStyle Book vol.3」(発行:扶桑社)を全国の書店・オンライン書店にて発売予定。全66作品の性能向上プロセスを中心に紹介するほか、活用できる補助金情報やサステナブル建築物等先導事業の活用、建築基準法改正など行政動向をまとめている。
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