国土交通省が7月17日に公表した「建設総合統計」(2025年5月分)によると、5月の出来高総計は4兆3665億円となり前年同月比で4.5%の増加。このうち民間の出来高総計は2兆8192億円で同5.5%の増加となった。
民間の出来高総計の内訳は、建築が2兆2355億円で同3.3%の増加。土木は5837億円で同14.6%増加した。建築のうち居住用は1兆3157億円(同3.7%増)、非居住用は9197億円(同2.7%増)となった。前月比では居住用が約2.9%減、非居住用は約0.4%減となっている。
公共の出来高総計は1兆5473億円で前年同月比2.7%の増加。内訳は建築が4549億円(同4.8%増)、土木が1兆925億円(同1.9%増)。建築のうち居住用は483億円(同12.4%減)、非居住用は4066億円(同7.3%増)だった。
「建設総合統計」は、国内の建設活動を出来高ベースで把握することを目的としたもの。「建築着工統計調査」と「建設工事受注動態統計調査」から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、月ごとの工事出来高として推計している。(※基礎統計などの改正により数値が変わる可能性あり)
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