国土交通省が6月30日に公表した5月の新設住宅着工戸数は、2カ月連続の減少となる4万3237戸(前年同月比34.4%減)だった。法改正に向け3月に起きた駆け込み着工の反動で大幅減となり、1963年1月(4万1813戸)以来の4万戸台となった。季節調整済み年率換算値も、2004年3月以降最低の52.9万戸(前月比15.6%減)となった。
利用関係別では、持家は1万1920戸(前年同月比30.9%減)で2カ月連続の減少。もともと生活者マインドの低下の影響で低水準で推移していたところに、駆け込み着工の反動減が重なった。
貸家は1万8893戸(同30.5%減)で、2カ月連続で減少した。分譲住宅も2カ月連続減の1万1924戸(同43.8%減)。マンション(同56.5%減)、一戸建て(同29.9%減)のいずれも減少した。
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