国土交通省と環境省が実施する子育てグリーン住宅支援事業で、新築の注文住宅の交付申請(予約を含む)の受付が5月14日開始され、GX志向型住宅の予算に対する補助金申請額の割合が、19日0時時点で予算総額の7%に達した。
GX志向型住宅の申請受付は3期に分かれており、このうち第1期(5月14日~31日)の予算額は、総額500億円の30%にあたる150億円が上限となっている。したがって、受付開始から1週間足らずで第1期予算の26%に達したことになる。

予算に対する補助金申請額の割合(5月19日0時時点)
第1期・第2期では、各期の予算上限額に達した場合に一旦受付が停止されるが、翌月から申請受付が再開される。さらに各期の予算が上限に達しなかった場合は、残予算が翌期へ持ち越されることとなっている。そのため各期内に申請が間に合わなくても、次期の早いタイミングで申請(予約)すれば、補助金が受け取れない状況は回避できる。
一方、7月1日から開始される第3期では、予算上限の500億円に達し次第、受付を終了する。したがって申請が遅れた場合に、予算切れによって補助金が受けられなくなる場合も想定される。

新築の交付申請期間と予算上限額
GX志向型住宅は通常の住宅よりも高い省エネ性能が求められるため、建築コストが高くなる傾向があり、補助金を前提に計画・契約を進めるケースも多い。こうした状況を踏まえて事務局では、予算達成状況を日々公開するとともに、なるべく早めの申請を呼び掛けている。
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