設計力を高め、指名受注を目指す新建ハウジング主催「シン・アーキテクトビルダー塾」の特別回として、京都府内の名建築を巡る視察ツアーが10月7日・8日の2日間にわたり開催された。参加者は、塾長である大橋利紀さん(Livearth×OhashiArchitects両代表)の解説を受けながら、建築の根源・美の根源を、①表層:物理的な表現、②中層:理念、思想、イデオロギー、③深層:無意識、歴史的経験、宗教、文化、④基層:風土的基層、風土的条件−の4つの視点で探求した。
今回のツアーでは、非公開、“一見さんお断り”、国宝など個人では入ることのできない特別な場所が含まれている。ツアーの開始にあたり大橋さんは「体感を言語化(抽象化)し、「美意識」を転用可能なモノとする」と呼びかけた。視察のひとつ、源光庵では「悟りの窓」「迷いの窓」を通じて取り込まれる自然光と、視線が導かれる感覚を体感した。図面上の数値だけでは表現できない「間」や「奥行き」を身体で感じ、情緒から発生する自己の美意識を向き合う時間を過ごした。頭で整理し、言葉にするプロセスを体感した。

源光庵で体感した「悟りの窓」。単なる建築要素ではなく、光と視線を通じて心に働きかける仕掛け
同じモノを見ても「誰と見るか」で得られるモノは大きく異なる。モノを見る視点が異なるからだ。工務店経営者や設計者同士が同じ場を共有することで・・・
この記事は新建ハウジング11月30日号6面(2025年11月30日発行)に掲載しています。
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